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2026年4月14日をもって、自作のURL短縮サービス「TANTAN-LINK」を閉鎖しました。
リリース記事はこちら。
リリースから約2年。特に大きなトラブルもなく動いていたサービスでしたが、いくつかの理由が重なって、静かに幕を閉じることにしました。
やめた理由
ランニングコストの回収が見込めなかった
サーバー代とドメイン2つ分のランニングコストがかかっていましたが、収益につながる見通しがまったく立ちませんでした。
広告収入をあてにしていたものの、URL短縮サービスという性質上、ユーザーがコンテンツを読み込む場面がほぼない。広告が刺さりにくいんですよね。
赤字でも続ける価値があるサービスかどうかを考えると、正直厳しかった。
有償化しようにも、特定商取引法の壁が高い
無料で続けるのが難しいなら有償化を、と考えてみたのですが、そこで特定商取引法の問題が出てきます。
個人名や住所の公開が必要になる。これは個人開発者にとってかなりハードルが高い話で、ここで断念した個人開発者は絶対に多いと思っています。
バーチャルオフィスを借りるとか、バーチャルオフィスの住所を使うとか、手はあるにはあるのですが、そこまでコストと手間をかけるかというと、このサービスでは現実的ではありませんでした。
URLのブラックボックスを扱うのは今の時代リスクが高い
短縮URLって、クリックするまで何のURLかわからないじゃないですか。
フィッシングや詐欺に悪用されるリスクが常にある。
実際、このサービスを経由して何か問題が起きたとき、個人で全責任を負えるかというと、そこが怖かった。
リスク管理の観点から見ても、続けることへの不安が徐々に積み重なっていました。
やってよかったこと
0から1にする経験
構想から設計、実装、インフラ選定、リリース、運用まで全部一人でやりきった。
これは純粋に良い経験でした。 「サービスを作った」という感覚は、業務の開発とはまた違う達成感があります。
ただ、今の時代、このサービスはAI使って半日かからず高クオリティのもの作ってリリースできちゃうなーとか思うようになってしまってるので、経験値としては現状ではほぼないです。(当時はあった。ので、無駄ではないと思いたい)
インフラをあれこれ考えるのが楽しかった
コスト最小化を前提に、レンタルサーバーで Django + MySQL を動かすという構成を取りましたが、工夫すれば動くんだという発見がありました。
詳しい経緯はこちらに書いています。
ただ、今は VPS で自前管理するのが当たり前になったので、もうレンタルサーバーは選択肢に上がらないかな。
それだけ自分の環境が変わったということでもあります。
(当時はVPS高く感じたのですが、今は安いと感じてる心境の変化も)
おわりに
個人開発でサービスを作って閉鎖する、という経験も含めて、全部糧になっています。
特定商取引法の壁は本当に厚くて、有償化を諦める個人開発者が多いのも無理はないと感じた。
この辺りが改善されると、面白い個人サービスがもっと増えると思うんですけどね。
また何か作りたいときは、懲りずに作ると思います。