この記事では、Salesforce 組織で Flow の過去バージョンを有効化している場合、 package.xml を使用して特定バージョンのメタデータを取得する方法について解説します。
お客様の環境で複数バージョンがあり、GUIで見ていたフローとメタデータの内容が一致していない時に、この方法に気づきました。
通常の取得方法
通常、package.xml で Flow メタデータを指定すると、最新のバージョンのメタデータが取得されます。
<types>
<members>MyFlow</members>
<name>Flow</name>
</types>
これは、無効化されている場合でも最新のものが取得されるので、メタデータのみ鵜呑みにしていると気づかないことがあるので注意です。
バージョン指定での取得方法
過去のバージョンを取得したい場合は、Flow名の末尾にハイフンとバージョン番号を付けて指定します。
<types>
<members>MyFlow-3</members>
<name>Flow</name>
</types>
この例では、MyFlow
のバージョン3のメタデータが取得されます。
実用例
複数のバージョンを同時に取得することも可能です。
<types>
<members>MyFlow-2</members>
<members>MyFlow-3</members>
<members>MyFlow-5</members>
<name>Flow</name>
</types>
おわりに
複数バージョンが存在する可能性のある機能は、一度は画面でも確認しておくことを強く推奨します。
後になって、思ってた実装と違ってた!となると、泣くのは自分です・・・。
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