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【雑記】個人開発のサービス基盤として レンタルサーバー は優秀

development-01 個人開発
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この記事では、個人開発のサービス基盤として、 レンタルサーバー は選択肢に上がると感じた件を紹介します。

Webアプリケーション を レンタルサーバー で動かすのってアリなの?と思う方の参考になればと思います。

先日、 TANTAN-LINK という URL短縮サービスをリリースしました。

【個人開発】URL短縮サービス TANTAN-LINK をリリースしました
この度、自作の URL短縮サービスである TANTAN-LINK を正式にリリースしました。大手サービスに比べると至らない点も多いと思いますが、徐々に育てていこうと思いますのでぜひご利用ください。

このサービスを個人開発するにあたって、悩んだのが技術選定よりもサービス基盤をどうするかという点でした。

個人開発につきまとうコストという悩み

会社のプロダクト開発やお客様のシステム開発なら、まず AWS や Azure のようなクラウドサービスを考えますよね。

小規模の場合なら VPS の性能のいいプランとか。

いずれにせよ、ランニングコストはもちろん考慮はするものの、数千円から数万円程度なら許容してもらえることが多いでしょう。

しかし、個人開発となれば話は別です。

いくら AWS の無料枠など、コストを削減できるものがあるとはいえ、ちゃんとしたデータベースも用意する必要があるサービスの場合は、どうしても何らかのコストが発生します。

AWS や PaaS はどうか?

私も、開発にあたっては以下の順でインフラ選定を行なっていきました。

  • AWS
    • 無料枠はあるけど、RDS は高い・・・。
    • 他にも設定ミスして高額請求来たら目も当てられない。
  • Heroku
    • Eco プランはダウンタイムあるし、Basic プランでも 月1000円弱かかるのかぁ。
    • PostgreSQL のアドオンも考えると高い!保留。
  • reder.com
    • Heroku の代替としては優秀だけど、無料プランだと PostgreSQL が 3ヶ月しか使えない。
    • 結局、有料プランにするなら月額そこそこかかる、却下。

他にもいくつか見たものの、データベースまで考慮すると安価では済まないので PaaS の利用は一旦考慮しないことにしました。

じゃあ DB を自分で構築すればいいのか

ここまででネックになっていたのが DB で、初期コストを下げたい個人開発者にとっては、PaaS は手が出ませんでした。
月数千円なら払ってもいいよという方はこの時点で問題ないと思うので、ぜひ安定する PaaS や AWS で構築すべきです。

でも私の財布には月数千円は大きな打撃を与えます。

「じゃあ VPS に構築するのはどうだろうか? PostgreSQL を自分で入れりゃいいじゃん!」 と思い至り、早速いくつかのサービスのプランを確認。

DB とシステムを同居させる前提だったら 4GB は厳しそうなので 8GB で検討。

  • さくらの VPS

    • WAF が標準搭載なのでセキュリティ考慮すると良さそう。
    • 8GB は石狩サーバーで 月6,454円。うーん、厳しい。
  • Xserver VPS

    • 高スペックなサーバーとして有名。
    • 36ヶ月契約で、月額 3,201円(さくらの半額だけどまだ高い・・・)
    • 高頻度でキャッシュバックキャンペーンしてるので、ハマればお得!
      • (2024/06) 時点でキャッシュバックで実質 月額2,240円 ~ になるキャンペーン。これを逃してもよくやってるイメージ。
    • もしかして、a8.net のアフィリエイトのセルフバックすればもっとお得なのでは?
      → (2024/06) 時点で 8GB のセルフバックで 4000円戻ってくる。だいぶお得なので、この時点で第一候補に。

(実際、セルフバックはいろんなサービスで使えるので a8.net は登録しておくだけ全く損はないです)

  • シンVPS
    • あまり聞いたことなかったけど個人サービスなら良いか?
    • 8GB 月額 6,000円。
      → (2024/06) 時点で利用料金最大80%キャッシュバック !???
      → 実質月額 実質1,200円、これはあり。
    • a8.net のセルフバックでさらに安くなるなら第一候補。

そして レンタルサーバー へ

ここまでで、シン・VPS で気持ちが固まってきていたのですが、ここでふと気づく。

3年後どうする?

そう、キャンペーンで最大 36ヶ月契約して、その期間が過ぎたら 月額 6,000円 になるんですよね。

それまでにサービスが成熟して、安定収入があるならアリかもしれませんし、来年どころじゃない先の話なので鬼が大笑いしてるかもしれないです。
鳴かず飛ばずで、ひっそりサービス終了するかもしれません。

でもやるからにはランニングコストは徹底して切り詰めたい。

ということで、さらに検討を重ね、行き着いた先が 「 レンタルサーバー 」 でした。

レンタルサーバー は、一般的にはホームページ構築のためのサービスで、Wordpress を入れて運営している人が多い印象です。

でも、実は Webアプリケーション のインフラとしても優秀(個人の感想)なんですよね。

  • ホームページを前提としているので、ある程度のアクセスに耐えられる
  • VPS に比べて安く、同程度以上のスペックを担保できる
  • MySQL が標準装備
  • (多くの場合) WAF が標準装備
  • メールアドレスも作れる(ものが多い)

と、かなり魅力的な要素が多いです。

しかし敬遠される理由は、やはり root 権限がない に尽きるでしょう。

これのせいで、思うような環境構築ができないケースが多いのです。

今回は Django + MySQL ということで、python3 をなんとか入れられれば動作しそう、と思い、コスパ重視でレンタルサーバーにしました。

最終的には、36ヶ月 で月額 990円、申込時点ではキャッシュバックで 実質月額 495円、さらにa8.net のセルフバックで 5000円も返ってくる Xserver (レンタルサーバ) に決めました。


やはり、国内シェア No.1 + 高スペックなサーバーで有名なので、他よりも魅力に感じました。

キャンペーン期間が終わっても、月額 990円ならまあ許容範囲です。

Django のデプロイと MySQL の設定にはなかなか骨が折れましたが、運用に乗ってしまえば、コスパはかなりいいのではないでしょうか。

おわりに

もちろん、大量アクセスで悲鳴を上げ始めたら AWS の方がいいでしょうが、その時にまた考えれば良いのです。

以上、色々検討した結果、インフラとしてのレンタルサーバーは初期運用としてはかなりコスパ良し、という話でした。

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