Salesforce には、(開発者・保守ベンダーにとって頭を抱える要素の一つである) メジャーバージョンアップが年に 3回あります。
いずれも、広範囲にわたって大規模な新機能がリリースされるため、既存の機能やアプリケーションに影響を与える可能性があります。
そのため、Salesforce から 1ヶ月程度、事前に「プレビュー期間」という、Sandbox で新機能を確認できる期間が用意されています。
事前にリグレッションテストを計画しておかないと、後で酷い目に遭います(断言)。
メジャーバージョンアップのメール通知
バージョンアップの時期が近づくと、システム管理者宛に Salesforce からのメールが届きます。
しかし、このタイミングがなかなか遅いので、忘れていると慌てることになります。
バージョンアップは年に必ず3回あるので、後述の手順で、年始にでも確認して計画を立てておきましょう。
メジャーバージョンアップのスケジュール確認方法
Trust というサイトで、バージョンアップのスケジュールが確認できます。
Trust には、各インスタンスの状況だけでなく、コンプライアンスに関するドキュメントやセキュリティに関する情報など、さまざまなリソースが用意されています。
バージョンアップスケジュールは 「状況」 から確認します。
ここは、通常はインスタンスの状況を確認する目的で訪れることが多いと思います。
自身のインスタンス AP10
などにアクセスします。
インスタンスは、Salesforce の [設定] - [組織情報] から確認できます。
実は、「メンテナンス」 タブには、その年のメジャーバージョンアップの予定が最初から記載されています。
たとえば、このスクリーンショット上では 2月11日に Spring '24 がリリースされると記載がありますよね。
そして、スクロールすると・・・
Summer '24 と Winter '25 の日付まで確認できると思います。
つまり、年始の時点でその年の計画が立てられる訳ですね。
おわりに
知っていればどうということはないものの、 Salesforce に関する情報で、自身の求めている情報に辿り着くのは実は大変です。
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