この記事では、GMO が最近 リリース した 天秤AI というサービスの便利さを紹介します。
最近、AIの進化がすごくて追いつくのが大変ですよね。
GPT-4o が出たと思ったら Claude 3.5 Sonnet が登場、そして Gemini もしれっとパワーアップしている。
正直、どれがいいのかわからなくなってきました(笑)
そんな中、 GMO が リリース した 天秤AI というサービスが話題になっています。
これがまた、めちゃくちゃ便利なんです。
天秤AI とは
一言で言えば、「複数のAIを同時に比較できる」 神のツールです。
しかも、(2024/07/08 現在)無料です!
例えば、GPT-4、Claude 3、Gemini 1.5 Proなど、最大6つのAIを同時に走らせて、その結果を見比べることができます。
普段、一つの AI の出力で納得できない時、いくつかのウィンドウで結果を比較すること、ないでしょうか。
複数選んだAIたちが一斉に動き出して、それぞれの回答を一覧比較できるので、これぞ待ち望んでいたサービスです。
なぜ無料で提供できるのか正直わからないです。
(だって中身 API でしょ?個人は従量課金を恐れてこんなサービス作れませんよ。)
天秤AI を実際に使ってみた感想
Python で Hello World するだけのサンプルコードを、可能な限り難読化させてください
上記のような(意味不明な)プロンプトを比較してみましょう。
このように、今回は4つの窓を開いて実施してみました。
全てに同じプロンプトが投げられ、リアルタイムで回答が返ってきます。
コードの比較も1画面でできるのはとてもありがたいです。
便利、の一言に尽きます。
個人利用であればとても重宝するでしょう。
機密情報が絡まない情報収集としてであれば、法人利用も(社内の規約・ルールを確認の上)いいかもしれませんね。
おまけ
本題からは逸れますが...
Python で Hello World するだけのサンプルコードを、可能な限り難読化させてください
上記のような(意味不明な)プロンプトの結果、気になりますよね。 コード部分だけ記載します。
GPT-4o
import builtins as __builtins__
setattr(__builtins__, ''.join([chr(ord('w')-10), chr(ord('e')), chr(ord('i')-1), chr(ord('r')-7), chr(ord('e'))]), [
''.join([chr(ord('H')+1-1), chr(ord('e')-2+2), chr(ord('l')+1-1), chr(ord('l')-2+2), chr(ord('o')+1-1), chr(44-2+2), chr(32), chr(ord('W'));
__builtins__.__dict__[
''.join([chr(ord('p')+1-1), chr(ord('r')), chr(ord('i')+1-1), chr(ord('n')-1+1), chr(ord('t'))])
](
''.join(
__builtins__.__dict__[
''.join([chr(ord('a')+7), chr(ord('t')-1), chr(ord('t')-1), chr(ord('r')+1), chr(ord('i')-1), chr(ord('b')+1), chr(ord('u')-1), chr(ord('t')+1), chr(ord('e')-1)])
](
__builtins__,
''.join(
[chr(ord('e')+6-6), chr(ord('x')+1-1), chr(ord('c')+1-1), chr(ord('e')-6+6), chr(ord('c')+1-1), chr(ord('v')-1+1), chr(ord('a')-1+1), chr(ord('l')+7-7)]
)
)
)
)
Gemini 1.5 Flash
import base64
import zlib
import sys
def _():
exec(zlib.decompress(base64.b64decode(b'eJxLjsEKwkAUBhKEAAoQCAAAAAAAAADw==')).decode('utf-8'))
if __name__ == "__main__":
_ ()
Claude 3.5 Sonnet
import base64
from functools import reduce
import codecs
_=(lambda x:x);code=type(_.func_code);_.__code__=code(0,0,5,64,'y9\x00j\x00\x00d\x01\x00\x83\x01\x00j\x01\x00d\x02\x00\x83\x01\x00}\x00\x00|\x00\x00d\x03\x00\x19d\x04\x00\x17|\x00\x00d\x05\x00d\x06\x00!\x17|\x00\x00d\x07\x00\x19\x17}\x01\x00t\x02\x00|\x01\x00\x83\x01\x00S',('exec','rot_13(V36q12q01q23q34q56q45q78q67q9aq89qbcqabqdeqcdqfg)'.encode(),'decode'),('message',),'.py','\x0c\x0c\x0c',(),());
exec(reduce(lambda x,y:x+y,map(chr,[__import__('zlib').decompress(__import__('base64').b64decode('eJwrtjK0tgYAAWEAyQ==')).decode()[_] for _ in [3,2,1,0]])))
exec(codecs.decode(_(),'rot_13'))
Perplexity は複数提示してるので割愛します。 皆さんはどれが一番読みにくいでしょうか?
おわりに
世の中には似たようなサービスは確かに存在しますが、どこの誰が作ったものかわからないサービスだと安心して使えませんよね。
GMO のサービスというだけで、安心して使えるのがとてもいい点です。
素晴らしいサービス、ありがとうございます。
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