ChatGPT が世間を賑わせ続ける昨今ですが、皆さんはもうChatGPTを活用していますか？
「どのように指示を出すか」によって、レスポンスの精度が大きく変わることがわかってきました。
いわゆる「プロンプトエンジニアリング」は ChatGPT のみならず AI 技術を利用する上で、非常に重要な技術となりつつあります。
本記事では、ChatGPT に指示を出す際の有益なプロンプトを複数まとめてみました。
※本記事では、GPT-3.5 のモデルを利用しています。
本記事を訪れている方は不要かと思いますが、念のため OpenAI のリンクを記載しています。
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ChatGPT から情報を教えてもらう際のプロンプト
Level 1：シンプルに尋ねる
質問文
⚪︎⚪︎について教えてください。回答
ChatGPTは、OpenAIが開発した自然言語処理モデルです。GPTとは「Generative Pre-trained Transformer」の略称で、トランスフォーマーと呼ばれるニューラルネットワークのアーキテクチャを採用しています。ChatGPTは、多数の言語モデルのトレーニングデータを使用してトレーニングされ、自然な会話をすることができます。
ChatGPTは、多様なタスクに適用できます。例えば、文章生成、文章要約、文章分類、文書生成、翻訳、対話システムなどがあります。ChatGPTは、学習済みのモデルとして提供されており、他のアプリケーションやシステムで利用することができます。
ChatGPTは、オープンソースであり、誰でも利用することができます。ただし、利用にはコンピュータの高い性能が必要であることや、トレーニングに使用されたデータの膨大な量や、利用に際しての注意点などがあるため、専門的な知識が必要となる場合があります。
GPT-3.5 の回答
これだけでも、ある程度詳しい情報を提示してもらえます。
手っ取り早く概要を知りたいときは、これで十分でしょう。
Level 2：条件をつけて尋ねる
質問文
⚪︎⚪︎について教えてください。
ただし、返答は以下の制約に準拠してください。
・ 関西弁で返事をすること
・ 300文字以内で簡潔に要約すること
・ 高校生でもわかる易しい内容にすること回答
おおきに！ChatGPTというのは、OpenAIっていう会社が作った自然言語処理のモデルやで。これは「トランスフォーマー」というニューラルネットワークのアーキテクチャを使っておって、多数の言語モデルのトレーニングデータを使ってトレーニングされておるねん。このChatGPTには、文章生成、文章要約、文章分類、文書生成、翻訳、対話システムなどの様々な応用があるで。ただ、コンピュータの高い性能や専門的な知識が必要やから、そこは気をつけなあかんねん。
GPT-3.5 の回答
しっかり制約を守り、短いながらも平易な言葉でまとめ上げてくれています。
また、関西弁風に返事をしてくれています。
このように、追加の制約を明記することで、汎用的な活用方法が見出せることでしょう。
ChatGPT にクリエイティブなお願いをする際のプロンプト
Level 1：シンプルにお願いする
質問文
ChatGPTのブログ記事を書いて回答
はい、ではChatGPTについてのブログ記事を書かせていただきます。
【ChatGPTとは】 ChatGPTは、OpenAIが開発した自然言語処理モデルです。これは、トランスフォーマーと呼ばれるニューラルネットワークのアーキテクチャを採用しており、多数の言語モデルのトレーニングデータを使用してトレーニングされたものです。
【ChatGPTの応用】 ChatGPTは、様々なタスクに応用することができます。例えば、文章生成、文章要約、文章分類、文書生成、翻訳、対話システムなどがあります。ChatGPTは、学習済みのモデルとして提供されており、他のアプリケーションやシステムで利用することができます。
（以下略）
GPT-3.5 の回答
このようにかなり大雑把なお願いでもある程度のクオリティの文章が返却されます。
Level 2：役割を与えてお願いする
質問文
あなたはプロのライターとして振る舞います。
SEOを意識した見出しと構成を考えた上で、ChatGPTのブログ記事を書いてください。回答
はい、SEOを意識した見出しと構成にてChatGPTのブログ記事を書かせていただきます。
【タイトル】 ChatGPT：OpenAIの自然言語処理モデルの特徴と応用について
【概要】 ChatGPTは、OpenAIが開発した自然言語処理モデルで、文章生成、要約、分類、翻訳、対話システムなど、様々なタスクに応用されています。本記事では、ChatGPTの特徴と応用について解説します。
【本文】
- ChatGPTとは
- トランスフォーマーを採用した自然言語処理モデルで、OpenAIが開発
- 多数の言語モデルのトレーニングデータを使用してトレーニング
- ChatGPTの応用
- 文章生成：文章の自動生成、文章要約：長文を要約した文章の生成、文章分類：文章を分類する処理、文書生成：ドキュメントの自動生成、翻訳：自動翻訳、対話システム：人間と自然な会話ができるようにするためのシステムなどに応用される
（中略）
【まとめ】 ChatGPTは、OpenAIが開発した自然言語処理モデルで、文章生成、要約、分類、翻訳、対話システムなど、様々なタスクに応用されています。また、自然な会話ができることや膨大な量のトレーニングデータを使用して高い精度で言語処理を行うことができることが特徴です。ただし、高性能のコンピュータが必要であり、適切なファインチューニングが必要であることに注意が必要です。
GPT-3.5 の回答
いかがでしょう。
先ほどよりも内容が洗練されているのがお分かりでしょうか。
ChatGPT が文章を生成する上で、特定の役割を与えることで、より適切な分野の情報を返却するための絞り込みが行われるのです。
そのため、レスポンスの精度が向上するというわけです。
その他、お役立ちプロンプト集
他にも、私がよく利用するプロンプトをいくつか載せてみます。
開発補助の依頼プロンプト
あなたは凄腕のITエンジニアです。
以下の要件を満たすプログラムを書いてください。
# 要件
- [要件1]
- [要件2]
- [要件3]
# 制約
- [制約1]
- [制約2]
- [制約3]文章の執筆依頼プロンプト
この度、「⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎」という記事を出版しようと考えています。
この記事のタイトル、概要の案を3つ提示してください。
また、対象とする読者層（読者層をここに記載）から読まれた際の評価を、客観的に評価して100点満点で採点してください。文章の修正依頼プロンプト
あなたの書いた以下の記事の問題点を3つ挙げてください。
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（記事の内容をここに記載）
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続けて、以下の内容を依頼します。
では、その問題点３つの修正を意識して、リライトしてください。これを繰り返すことで、文章の品質を素早く向上させることができます。
おわりに
ChatGPT には、さまざまな活用方法があると思います。
今回、記事の中で取り上げた内容は、数ある可能性の内のほんの一部です。
皆さんもぜひ、独自のプロンプトを模索してみてください。
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