PR

【Node.js】Express + TypeScript での Hello World までの手順を解説

nodejs-express-dev Express
nodejs-express-dev
この記事は約4分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

Node.js, Express, および TypeScript を使用して「Hello World」アプリケーションを作成する手順を詳細に説明します。

前提条件

  • Node.jsがインストールされていること。 インストールされていない場合は、Node.jsの公式ウェブサイトからダウンロードしてインストールしてください。
  • 基本的なコマンドライン操作に慣れていること。

本手順は macOS で実施していますが、Windows の場合も大きくは変わりません。

ステップ 1: プロジェクトのセットアップ

プロジェクトディレクトリを作成

まずは作業用のフォルダを作成し、そのフォルダに移動します。 フォルダ名は任意の名前で構いません。

mkdir hello-world
cd hello-world

npmを初期化

新しい Node.js プロジェクトのための package.json ファイルを生成します。

npm init -y

-y フラグはデフォルト設定で進めることを意味します。package.json はプロジェクトの依存関係やスクリプトなどを管理します。

スポンサーリンク

ステップ 2: 必要なパッケージのインストール

Express をインストール

Express をプロジェクトに追加します。

npm install express

Express は Node.js のための軽量で柔軟なWebアプリケーションフレームワークです。

個人的には、Node.js のプロジェクトであれば Express はもはやデファクトスタンダードですね。

TypeScript と関連ツールをインストール

TypeScript とその実行に必要なツールをインストールします。

npm install typescript ts-node @types/node @types/express --save-dev
  • typescript は TypeScript 言語自体のコンパイラです。
  • ts-node は TypeScript を直接実行するためのツールです。
  • @types/node@types/express は、それぞれNode.jsとExpressのためのTypeScriptの型定義を提供します。
スポンサーリンク

ステップ 3: TypeScript の設定

TypeScript の設定ファイルを生成

TypeScriptの設定ファイル tsconfig.json を生成します。

npx tsc --init

このファイルでは、TypeScriptのコンパイルオプションを設定できます。

スポンサーリンク

ステップ 4: Hello World アプリの作成

アプリケーションファイルを作成

  • index.tsという名前の新しいファイルを作成します。
  • 以下のコードをindex.tsに追加します。
import express from 'express';

const app = express();
const port = 3000;

app.get('/', (req, res) => {
  res.send('Hello World!');
});

app.listen(port, () => {
  console.log(`Example app listening at http://localhost:${port}`);
});

index.ts は、アプリケーションの主要なコードが含まれる TypeScript ファイルです。

このファイルに記述されたコードは、 Express を使ってWebサーバーを構築し、ルートURL(/)にアクセスした際に Hello World! というメッセージを返します。

スポンサーリンク

ステップ 5: アプリケーションの実行

package.json にスクリプトを追加

package.jsonを開き、scriptsセクションに以下を追加します。

"start": "ts-node src/index.ts"

package.json ファイルに "start": "ts-node src/index.ts" を追加することで、 npm start コマンドを実行するとアプリケーションが開始されます。

ts-node src/index.ts は、作成したTypeScriptファイルを実行します。

アプリケーションを実行

npm start

ブラウザで http://localhost:3000 にアクセスして、「Hello World!」 が表示されることを確認します。

おわりに

慣れていれば一連の流れもスムーズに行えますが、初心者の場合は調べながら進めるので時間がかかりますよね。

今や TypeScript で実装するのが当たり前と言っても良い時代なので、Express だけではなく、セットで使えるようにしておきたいですね。


コメント

タイトルとURLをコピーしました